第65期3年9組同窓会
◆◆若松憲昭先生を囲んで◆◆
2010年9月25日 松葉会館
「ここ、どこだ？」
慣れ親しんだ商店街の面影はなく、二十数年ぶりに訪れた平井駅前で、とりあえず途方にくれてみる…。
２０１０年９月２５日（土）、６５期生３年９組（若松憲昭先生ご担任）の同窓会が松葉会館で「盛大に」開催されました。記憶に残っている同窓会は卒業後 ４年目、新校舎に建て替えられる前に…というコンセプトだったと思うのですが、それから数えても２３年、母校小松川高校の門を桜の季節に初めてくぐってか ら、ちょうど３０年という節目の年です。
商店街の様変わりぶりにうろたえながら、同窓会の開始時間より少し早めに母校に到着。今回の同窓会幹事長の村山君が校内見学の手配をしてくれており、会の前に校舎を探検しようという企画に参加するためです。しかし、平井でポータブルナビ使うとは思わんかった。
幹事団のほか、本当に久しぶりの顔ぶれと再開を喜んでいると、ひとり見覚えのないお顔が…。実はその方、現在の副校長の岡田先生。自ら校舎を案内して下さるということで、僕たちを出迎えて下さったのでした。
岡田先生を見て９組の誰だったかしきりと思いだそうとしていたＨ君、あなたは優しい人だ（笑）
さっそく見学開始。６５期生にとっては「新校舎」な校内、当たり前ですが大変新鮮。建設中のスカイツリーが窓から見えたりして、ただの観光客と化すおじさんお●さんの面々。
ところどころに飾ってある在校生の絵画や書は、びっくりするほどレベルが高い。在校生のみなさんの才能と努力が伝わってきます。でも、いちばん感心したのは、在校生の皆さん 誰もがきちんと挨拶して下さること。社会人でさえろくな挨拶ができない昨今ですから、おじさんお●さん大絶賛。改めて母校の素晴らしさを実感した瞬間でし た。
結局、校長室にまでお邪魔してしまい、校長の薄井先生ともしばし歓談。思い出話はもちろんのこと、教育談義に花が咲いてしまうところあたりが今の生活の 表れなのでしょうか。在校時は、きっと悪さして怒られる場所だったであろうところに、居心地良く滞在させていただきました（笑）。薄井先生、岡田先生、本 当にありがとうございました。
ちなみに、所属していた剣道部の練習を見た村山君、おもむろに差し入れをもっていったところ、おもむろすぎてマネージャーに退かれてました。大人の余裕を見せたかったのだと思うのですが、はたから見ると、ただの変な大人でした。
そして、その中のひとり、恩師若松先生の元気なお姿の乾杯でスタート。
というか、先生若い！
現在は植物を撮るカメラマンとして世界各地を飛び回っていらっしゃるそうです。写真の技術は専門学校に通って磨かれたのだとか。今年で七十歳になられたそうです が、その手元にはｉＰａｄ！ 作品の披露に使っていらっしゃいました。脱帽です。
一方、生徒たちはどうかといえば、こちらは変わっているのかいないのか（笑）。２６人全員の自己紹介では「へー」とか「ほー」とか「すげー」 とか、２７年分の驚きはあったものの、会話を交わせば、在校時のあの頃の感覚のままです。司会の吉田真君の仕切りぶりも健在。「クラスで卒業の思い出を作 るぞ！」と里見公園の集いを実現してくれたときそのまま、合コンのように席替えを仕切ります。
変わったといえば、会場に、なぜかひとりバーテンダーがいたことでしょうか。池田仁君の趣味だそうで、ワゴン車１台分の機材で本格的なバーカ ウンター開店です。自分は飲まず、ひたすらみんなのためにシェーカー振ってくれました。
唯一の欠点は、この人カクテルの名前知らないんです。レシピ本３冊持ち込んで振ってました（笑）
便利な世の中だ。
相変わらず騒がしい生徒ですみません。
（荒谷謙治）
